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フィンランド最大の音楽フェスで、自分の〝好き〟を表現する人たちに出会った。

世界16カ国の若手ジャーナリストがフィンランドをあらゆる視点から知るプログラムに参加している。

10,11日は、フィンランド・ヘルシンキで開かれた音楽フェスティバル「FLOW FESTIVAL(フローフェスティバル)」を見にいった。

世界的に有名なベテランからフィンランドで「次にブレイクする!」と言われる新人まで約100のアーティストがそろう、この国最大級の音楽の祭典。2018年は8月10-13日の3日間で開かれ、公式サイトによると、約8万4000人を動員したという。パティ・スミス、ローリン・ヒル、アークティック・モンキーズなどが出演した。

Feeling that Flow Friday! 🙌🎈✨ 📹: @shamu339 #flowfestival2018 #flowfestival

Flow Festival Helsinki 2018さん(@flowfestivalhelsinki)がシェアした投稿 – 2018年 8月月10日午前8時18分PDT

「フローフェス」は、音楽だけではない。フィンランドの「流行の最先端」が一堂に集まる場でもある。アート作品の展示や、名門アールト大のパッチワークや巨大なシャボン玉を使ったワークショップ、大学生が製作したショートムービーの試写会や有名レストランやカフェの出店も楽しめる。

腕に巻かれた「パス」を見せれば、期間中は会場を自由に出入りできる。ヘルシンキで私が腕にパスを巻いたまま、ファッションストアに入ったら、店員さんから「フローフェスティバル楽しんでね」と声をかけられたこともあった。

とにかく街中が、このフェスに向けてそわそわし始めるのだ。

おはようございます🌞フィンランド🇫🇮は朝の9時半です。

今日はついに #マリメッコ のオフィスに潜入。あの可愛いデザインの秘密に迫ります。そのあとイッタラとアラビアという有名デザイン企業にも!

最後は、フィンランドで一番大きいフェスに😎#FLOWFESTIVAL2018#幸せの国のそのさきpic.twitter.com/5BzAdhgbQ7

— 井土亜梨沙@フィンランド🇫🇮 (@ArisaYesIDO) 2018年8月10日

8月11日、お目当てのアーティストが演奏していない間、私は参加している人々を観察するために、会場の中を歩いた。

おじいさんとおばあさんが手をつなぎながら歩いていたり、おじさんが酔っ払いながら踊っていたり、同じ服装をした集団がたむろしていたり…。思い思いの楽しみ方に、見ている方も飽きない。

そこで、その雰囲気が少しでも伝わるように、このフェスに来ていた「カッコイイ」人たちを独断と偏見で紹介しようと思う。ファッションを見るだけでも、彼らがどれだけ楽しみに来たのか伝わるだろう。

「この服は、着心地がいいから選びました。おしゃれは二の次!」

<ノーラ・サリアさん(29)=眼科医>

「18歳にならないと入場できないから、今年はまだ2回目の参加。ベレー帽をかぶろうと思ったのは最後の思いつきなんだ」(左)

「今日は赤が絶対に着たくて、この服を選んだんだ」(右)

<(左)アアッポさん(20)=酒販売会社勤務、(右)サムさん(28)=アパレル卸会社勤務>

「日本のお土産にもらった着物は、今日着るのが初めて!スニーカーと母にもらったシルクのスカートと合わせてみたの」

<ローラさん(35)=交通関係の仕事>

「最初、黒い袖なしシャツを着ようと思ったんだけど、やっぱり白だ!と思い立って出かける10分前に自分の白い長袖Tシャツの袖と脇をハサミでジョキッと切ったんだ。」

<ティノさん(22)=アパレル関連会社勤務>

「アメリカのフェスに参加している人たちのファッションを参考にしたくて、インスタグラムで「#raveoutfit」を検索して今日の格好を決めました」

<アンニさん(27)=マーケティング会社勤務>

「マリメッコみたいなシンプルで派手な格好を目指しています」

<アンナさん(35)=デザイナー>

「『BOSS』と書かれたネックレスはパートナーからもらいました。私に軽く手出しするな!って意味を込めてつけてます」

<キャスパー・カンップリさん(35)=アーティスト兼プロデューサー>

「着心地がいいものを選んだの」

<不明>

「コンセントのネックレスは、東京に滞在していた時に思いつきで作ったんです」

<ホポ・シメオンさん>

「着心地が良くて、カジュアルなものを選びました」

<エヴァさん(54)=自営業>

「花飾りのワークショップを見かけたら、参加せずにはいられなかったんだ!」

<ニコライさん(26)=エンジニア>

「90年代のファッションに憧れて!」

<チョンスーさん(27)=新聞記者>

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2018年8月、フィンランド外務省が主催する「若手ジャーナリストプログラム」に選ばれ、16カ国から集まった若い記者たちと約3週間、この国を知るプログラムに参加します。

2018年、世界一「幸せ」な国として選ばれたこの場所で、人々はどんな景色を見ているのか。出会った人々、思わず驚いてしまった習慣、ふっと笑えるようなエピソードなどをブログや記事で、紹介します。

#幸せの国のそのさき で皆様からの質問や意見も募ります。

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トランスジェンダーを公表した女性が、アメリカで初めて2大政党の指名を獲得

アメリカ・バーモント州知事選をめぐり、アメリカ史上初めてトランスジェンダーであることを公にしている立候補者が2大政党の指名を獲得した。

指名を獲得したクリスティン・ホールクイスト氏は他3名の立候補者を破り、歴史を塗り替えた。

ホールクイスト氏は11月、支持率が低下している現職のフィル・スコット知事(共和党)と州知事選挙で対決する。

民主党知事協会会長も務めるワシントン州知事のジェイ・インスレー氏は「クリスティンのこの歴史的な指名を誇りに思います。彼女はアメリカ史上最も多様な知事候補者の一人になりました」と話し、ホールクイスト氏が知事になれば「バーモント州に損害を与えているトランプ氏の政策に対抗し、州を前進させる」と語った。

ホールクイスト氏は2015年に性別を変え、その決断の難しさをポリティコの取材で語ったが、真実を3人の子どもたちに伝えることが最も重要と判断した。元技術者である彼女は、カミングアウトにより職を失うことを恐れていたが、バーモントの人々は喜んで受け入れた。

同氏は性別を変更したことを誇りに思っている一方で、トランスジェンダーとしてのアイデンティティーとは別に、政策を重視した選挙を行いたいと意思を表明している。

元経営者でもあるホールクイスト氏は「私は実績のある、力強いリーダーだ。ただ同時に、トランスジェンダーであるだけ」とNBC5に話し「もし私がトランスジェンダーであることに困惑している有権者がいれば、私の実績と政策を見てもらうように伝えたい」と語った。

12年間CEOとして務めたバーモント・エレクトリック・コープを辞任し、ホールクイスト氏は知事選に立候補した。さらに、彼女はハイド・パーク学校の理事も務めていた。

Have you requested your ballot? We are less than a month out. You can request your ballot here: https://t.co/g0yMQO0qfOpic.twitter.com/5kLZHOIhY1

— Christine Hallquist (@christineforvt) 2018年7月18日

2016年の知事選でホールクイスト氏は現職のスコット知事に投票したが、議会承認を覆すなど、彼を判断を批難した。CEOとしての経験が、今までとは異なる政権運営につながるという。

「議会承認を覆すのは失敗の証」とスコット知事をバーモント・パブリック・ラジオのインタビューで批判し「知事は人々に力を与えなければならない。明確な目標を設定し、その目標に向かって協力し合うようにしなければならない」と語った。

スコット知事には、議会承認を得た予算案や最低賃金案を拒否した経緯がある。ホールクイスト氏の政策は民主党の思想とはほぼ一致しており、『最低賃金時給15ドル』も支持している。

ホールクイスト氏は政策で経済問題に着目し、労働連合の支援や地方へのインターネット拡大などを通じて雇用機会の増加を試みている。さらに、有給家族休暇や医療福祉の拡大を支援もしている。

現職のスコット知事は移民政策や社会問題について共和党とは異なったスタンスを取っていたことで最近まではアメリカで最も支持率の高い知事の1人だったが、銃規制案を承認したことにより支持率は大きく低下した。

銃規制案を承認するまでは、スコット知事の支持率は65%だった。しかし調査会社モーニング・コンサルトの調査によれば、支持率は47%まで低下した。

銃所有者であるホールクイスト氏はポリティコの取材で銃規制について「自動車のように規制するのは支持する」と話したが、あまり意見を示したくないことも明らかにした。

ハフポストUS版より翻訳・編集しました。


ラッセル・クロウ「LinkedInのリクエストには『消え去れ』って言いたい」

俳優ラッセル・クロウ。映画『グラディエーター』で2000年にアカデミー主演男優賞を受賞。『ビューティフル・マインド』でゴールデングローブ賞(主演男優賞)を獲った、大スターだ。その彼が8月10日、こんなツイートをして話題を呼んだ。

「LinkedInのリクエストには、「消え去れ」っていう選択肢が必要だな」

There definitely should be a piss off option for LinkedIn requests

— Russell Crowe (@russellcrowe) 2018年8月10日

仕事を探すときなどに使う「ビジネスSNS」として世界中で使われているLinkedIn。

このツイートを見たユーザーたちは「え、LinkedIn使ってるの?」「ラッセル・クロウには、LinkedInなんか必要ないだろ」などとざわついた。

ただ、ラッセルはあるユーザーの「ホントですよね。私はLinkedInを使ってすらいないのに、リクエストやリマインダーが届くんですから」という賛同ツイートを引用して、「これ、これが言いたかったんだ」と返した。

LinkedInはメールアドレスを知っている人から「LinkedInで繋がってください」という招待メールが届くことがある。自分は登録していなくて、登録するつもりもないのに、そんなメールを繰り返し受け取ったら、そんな風にも言いたくなるかもしれない。

(なお、招待状メールにある「配信停止」というリンクをクリックすると、こうしたメールは届かなくなるもようだ)

(2010年撮影)


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フィンランドで一番働きやすい企業が、どこまでもぶっ飛んでいる3つの理由

8月9日。世界16カ国の若手ジャーナリスがフィンランドをあらゆる視点から知るプログラムに参加して、4日目がたった。

8日、フィンランドの代表的なスタートアップ企業「Reactor」を訪問した。1日たった今も、あまりのぶっ飛びぶりが忘れられない。

従業員は500人。2000年に創業した。アプリやオンラインサービスのデザインなどを手がけてきた。顧客には、アメリカの放送局「HBO」から、楽天、マイケルコース、ナスダックなど、あらゆる分野の名だたる企業が連なる。

さらに、2008年から4年連続で、フィンランドの「一番働きやすい企業」に選ばれている。

同社の最高マーケティング責任者のヴィル・ヴァルトネンさんが、私たちに30分のプレゼンをしてくれた。

ヴィル・ヴァルトネンさん

やっていることが、あまりにぶっ飛んでいて、最後の質問で、参加者の1人が「ジャーナリストでも、働ける?」と質問したくらいだ。

「Reactor」がどこまでも突き抜けている3つの理由を紹介しよう。

1. CEOは、東京にオフィスができることを知らなかった

ヴァルトネンさんが語る、この会社の「リーダーシップ」が、まずあり得ない話で満載だった。

Reactorは、ヘルシンキ、東京、ニューヨーク、アムステルダム、ドバイに、オフィスを構えている。東京には2014年、六本木にオフィスを構えた。

だが、東京オフィスを開くという計画を、CEOは途中まで知らなかったのだという。

ヴァルトネンさんは笑いながら、このエピソードを教えてくれた。

調べてみて、さらに驚いた。キャリアハックの記事(http://careerhack.en-japan.com/report/detail/706)によると、東京オフィスができたきっかけは、休暇中に日本を訪れた社員が、東京でパートナーに出会ったからだとか。その行動力、お、恐ろしい…。

しかし、こんなエピソードは、この会社では「常識」の範囲のようだ。

ヴァルトネンさんは言う。

「私たちの会社は、生産性を上げるために、決断の方法を工夫しています。伝統的な大企業にありがちですが、いろんな人に『おうかがい』を立てて、挙げ句の果てに『No』と言われてしまうようなやり方は、この会社には適していません」

「大企業の4年分の仕事は、この会社の1年分の仕事だといっていい。そうした高い生産性を実現するには、社員それぞれがリーダーシップを持って、自分が最適だと思う判断をその場でしています。そのために上の人の『承認』はなるべくなくす仕組みにしています」

Reactorの組織を例えるなら、小魚の群れらしい。

大きな魚が先導するのではなく、個人が勝手に動くことで大きな流れを作る。そうすることで、個人の能力を最大限に引き出せるというのだ。

ヴァルトネンさんは、いいリーダーは「パーティーのホスト」に例えた。

「いいパーティーというのは、ホストがほめられるのではなく、そこに来ている人たちや場の雰囲気がいいから、いいパーティーなんです」

ホストは、あれこれ細かいところまで気を配るというより、そのパーティーが大きな問題なく、楽しめるように見守るだけでいい。そうすれば、参加者が自ら楽しめるように、その場の雰囲気を作り出していく。

一見ぶっ飛んだ、この会社の方向性は、そうした哲学が根底にあるのか、と思った。しかし、海外拠点が新たにできることを社長が知らなかったというのは、恐ろしい…。

2. 地味なプログラムコンテストを「セクシー」にした

Reactorは、世界各地で地味に行われていた「プログラミング」のコンテストも、ショーにしてしまった。

参加者がパソコンに黙々と向かい、静かに優勝者が決まる…。それまでのプログラミングのコンテストは、そんな感じだった。

だが、ショー仕立てにした「Hello World Open」というコンテストを同社が開催してから、流れが変わった。

「HelloWorld Open」では、オンライン上で車のレースを開催。参加者はプログラムで制作した車で競争する、というストーリーにした。テレビ番組のようなセットで、参加者が一喜一憂する様子は、それまでのプログラミングのコンテストのイメージを変えた。

「セクシーにしたんだ」とヴァルトネンさんはいう。

イメージを変えることで、さらに多くの人を巻き込むことに成功。2014年に開かれたコンテストでは、同じ年に開かれたロンドンオリンピックに参加した88カ国よりも多い92の国が参加した。

こうした取り組みが、選りすぐりのプログラマーが会社に入ってくる可能性を高めていく。「セクシーさ」は企業ブランディングに重要なキーポイントなのかもしれない。

3. 第69回のエミー賞を受賞した 

大きなスクリーン、ギター、そしてモダンなソファ。Reactorのおしゃれなオフィスのテレビ台の端に、観葉植物に混じり、金のオブジェがちょこんと置かれていた。羽の生えた女性が、地球のような球体を掲げていた。

さて、どこにあるでしょうか

なんだろう、と近づいたプログラムの参1人が、驚きの声を上げた。

「エミー賞をとったの???」

「え、あぁそうだよ」

ヴァルトネンさんが、軽く答えた。

エミー賞はアメリカのテレビに関連する業績に与えられる、権威ある賞だ。

「ほんと?」他の参加者が一斉にトロフィーの方へ振り向く。私も正直「え、なんでこの会社がエミー賞….?」と思ってしまった。

ヴァルトネンさんによると、アメリカの放送局「HBO」の番組「ウェストワールド」のウェブデザインを手がけた際、第69回の同賞のメディア部門を受賞したのだという。

外部に評価されることを、それほど気にしないのだろうか。

気にもとめていないヴァルトネン氏を見て、エミー賞の受賞にびっくりする自分が恥ずかしくなった。

おまけ

Reactorのオフィスには、サウナが2つも備わっている。私たちも早速入ってみた。まるで仕事後に温泉に入るような心地よさがある。見晴らしのいいベランダにバスローブで行けば、完璧なアフターファイブを過ごすことができる。

しかし、フィンランドの企業はオフィスにサウナが付いていることは珍しくない。日本人からするとびっくりするが、この国では特別ではないようだ。

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2018年8月、フィンランド外務省が主催する「若手ジャーナリストプログラム」に選ばれ、16カ国から集まった若い記者たちと約3週間、この国を知るプログラムに参加します。

2018年、世界一「幸せ」な国として選ばれたこの場所で、人々はどんな景色を見ているのか。出会った人々、思わず驚いてしまった習慣、ふっと笑えるようなエピソードなどをブログや記事で、紹介します。

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赤ちゃんの検診から離婚の相談まで。家族のことは「ネウボラおばさん」に任せよう

8月8日、フィンランド滞在4日目。フィンランド外務省主催の、世界16カ国の若手ジャーナリストがこの国について学ぶプログラムに参加している。

今日は「ネウボラ」を訪問した。

ネウボラは、フィンランドの育児支援の拠点だ。地方自治体が設置、運営し、妊娠中から出産、子供が学校に入るまでの間、子どもとその家族を支援する。日本でも一部の自治体が、この制度を取り入れているところがあるが、まだ「知る人ぞ知る」という段階だろう。

この人たちなしには、ネウボラが回らないと言われているのが、「ネウボラおばさん」だ。

子どもや母親の健康状態を定期的に検診でチェックするが、フィンランドでは、この仕事をすべてネウボラが担う。日本でいえば、保健師のような仕事だ。専門学校を卒業して資格もある専門職だ。

施設を案内してくれた、「ネウボラおばさん」の統括、ヘレナ・ミークライネンさん

私たちを案内してくれた「ネウボラおばさん」の統括、ヘレナ・ミークライネンさんによると、ネウボラは1922年に始まり、今では98%以上の親が利用している。すべて税金でまかなわれているため無料で利用できる。フィンランド語が話せない場合は、通訳も無料でつけてくれるのだという。

親は「ネウボラおばさん」に育児や家族のことで、気になることを質問し、相談にのってもらっている。その相談は、多岐にわたる。匿名のチャットを使えば、面と向かっては言いにくい内容も相談できる。

若い人でも「ネウボラおばさん」と呼ばれている。日本で呼ばれる「おばさん」のように、ネガティブな意味はまったくなく、むしろ若いことを馬鹿にされないため、ポジティブに捉えられている

「子どもが生まれた後の夫婦生活も相談できますよ。もちろん、離婚の相談も」と、ミークライネンさん。

「そんなことまで聞けちゃうの?」とびっくりするばかりだ。

フィンランドは離婚率が50%を超す。家族の問題は、様々なことがすべてつながって出てくる。「離婚相談所」ではなく、子どもや親の健康状態や生活を見守る延長で、専門家に相談できるのはどんなに心強いことだろうか。

フィンランド在住のライター、靴家さちこさんは、1人目と2人目の子どもを産んだ際、ネウボラを利用している。そのときの様子を聞いた。

ーー最初に利用したのは?

1人目の子どもを日本で産んで、2004年3月の7ヶ月検診の時からネウボラにお世話になりました。

ーーどんなことを相談しましたか?

まず、受けておくべき予防接種の種類が日本とフィンランドでは違ったので、フィンランドで受けておく予防接種の種類について説明を受けました。

我が家の場合、父親がフィンランド人で母親が日本人だったので、子どもに対して親がどの言葉を使えばいいのかも聞きました。

ーーえ!国際結婚カップルの育児も相談できるんですか?

はい、すぐに答えてくれました。

実は、日本でも同じ質問を医師に尋ねたことがあるのですが、「…」といった感じで、専門外なのになんで聞くんだ、という顔をされました。

父親に同じ質問をしたのですが、3人の共通言語である英語で話しかけることに固執していました。しかし、私はなんだかしっくりこなかったんです。

そこで、ネウボラおばさんに聞いてみようと思ったんです。そしたら、母親は母親の言語で、父親は父親の言語で話しなさいと教えてもらいました。

ーーネウボラおばさんは、なぜ即答できたのでしょうか?

フィンランドでは、私たち家族のように、母語の違うカップルの結婚が珍しくないからだと思います。そもそもフィンランド語とスウェーデン語の2つが公用語ですし、スウェーデン語を母語とする人は、全人口の5~6%ほどいます。

携帯電話会社「ノキア」がまだ繁盛していた頃は、世界中にノキア社員が駐在し、駐在先の人と結婚した人もたくさんいました。

その後、子どもが育てやすいからという理由で、フィンランドに家族を連れて帰ります。だから、ノキアの国際結婚はよくある話でした。

こういう背景もあって、国際結婚したカップルが言葉を含め、子どもをどう育てればいいのか、をネウボラおばさんはよく知っています。

ネウボラの待合室

ーー次男が生まれた時は、「ネウボラおばさん」にどんな相談をしましたか?

「外国人」という同じ境遇のお母さんで、話しやすい人を探していました。その機会はどこに行けば得られるのか尋ねました。

日本と同じように「公園デビュー」をしようとしましたが、そもそも共働きがメインの国なので、平日昼間、子連れの親子に出会うことがほとんどなかった。それに、やはり外国人なのでどこか「浮いた」感じがしていたんです。

それでも、誰かと子育てについて気軽に話したい…。それを叶える場所がないか「ネウボラおばさん」に聞きました。

すると、ケラヴァという街の「家族センター」という施設が、外国人の親と乳幼児が集まれる場所になっている、と紹介してもらえました。

ーー離婚の相談も受けていると聞いたのですが、これはどういうことでしょうか?

ネウボラおばさんは、子どもだけでなく親の健康状態、精神状態もチェックしています。家族の異変や問題に気づかなくてはいけませんから。

フィンランドは父親も育児するのが当たり前なので、夫婦で施設を訪れることが多いのですが、母親がいつも1人で来ているのを見ると、「大丈夫ですか?」と声をかけてくることもあります。最近寝られなくて…という相談から、離婚や夫婦生活の相談につながることもあります。

問題が深刻だと判断すれば、夫婦関係について話を聞くカウンセラーにつなげます。そのカウンセラーも、ネウボラに常駐しているのです。

ーー親や子どもの健康状態をケアする施設で、離婚の相談をするのは、日本の感覚だと不思議に思えます。同じ施設でやる意味はあるのでしょうか?

ネウボラで子どもの健康診断とともに、こうした家族の相談ができることは、とてもいいことだと思います。

カップルが親になり、子育てを巡る価値観の違いが明るみなり、衝突することはよくあることです。

どういう性格の子が生まれるかでも、2人の考えは変わってくると思います。これらは事前にはなかなか予測できないことなので、避けることは難しいでしょう。

だからネウボラでは、健康から家族関係まで幅広く聞ける環境があるのです。

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2018年8月、フィンランド外務省が主催する「若手ジャーナリストプログラム」に選ばれ、16カ国から集まった若い記者たちと約3週間、この国を知るプログラムに参加します。

2018年、世界一「幸せ」な国として選ばれたこの場所で、人々はどんな景色を見ているのか。出会った人々、思わず驚いてしまった習慣、ふっと笑えるようなエピソードなどをブログや記事で、紹介します。

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アメフトNFL「男性チアリーダー」がデビューへ キレッキレのダンスがこれだ

アメリカで絶大な人気を誇るアメリカン・フットボール・リーグのNFLが、また歴史的瞬間を迎えようとしている。9月から始まる2018年のシーズンで、NFL史上初めて、男性のチアリーダーたちが試合で踊ることになるとNFLが発表した

NFLによると、チアリーディングは1954年にバルティモア・コルツが音楽隊にチア隊を導入して以来の伝統。現在は32チーム中、26チームにチア隊がいるという。

今シーズン、男性チアリーダーを採用したのは、ロサンゼルス・ラムス(2人)とニューオーリンズ・セインツ(1人)の2チーム。

ラムスに採用されたナポレオン・ジニースさんは選ばれた直後、ツイッターでこんな風に喜びを語っていた。

Still can’t belive I’m one of the first males in history to be a pro NFL cheerleader! Everyone’s support and love has been insane! 😭 thank you and GO RAMS! @RamsNFL@LARamsCheer#LARamspic.twitter.com/srpkYiVmEI

— Napoleon Jinnies (@NapoleonJinnies) March 27, 2018

「自分がNFL初の男性プロチアリーダーの1人として選ばれたなんて、まだ信じられない!皆さんからのサポートと愛で溢れています。本当にありがとう、そして頑張れ、ラムス!」

男性スタントマンを採用しているチームはすでにあるが、ラムスの男性チアリーダーたちは、女性団員たちと一緒に同じダンスをするという。

そのラムスの、キレッキレのダンスがこれだ。

(ロサンゼルス・ラムスの公式Instagramより)

セインツに採用されたジェシー・ヘルナンデスさんは、ラムスが男性2人を採用したことを知り、オーディションに挑戦したと、4月にKATCのインタビューで語った。母親から2人のニュースと共に「あなたが光る番よ」というメッセージを送られたという。

彼はこう語っている。

「いまのところ、すごく順調で、みんなとても親切です。シーズンが楽しみで仕方ありません」

9月からの新シーズン、アメフト界に新しい風が吹きそうだ。


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8歳男児、覚せい剤を食べて死亡 「朝食シリアルと間違えて」致死量の180倍を摂取

写真はイメージ(ニュージーランドで押収された覚せい剤)

アメリカ・インディアナ州の8歳男児が6月に死亡したのは、父親の所持していた覚せい剤を食べたのが原因であることがわかった。8月2日に公表された報告書によると、男児の血液からは致死量の180倍の覚せい剤が検出された。警察は男児が、皿の上にあった覚せい剤を朝食のシリアルと勘違いして食べた可能性があるとみている。

地元テレビ局によると、亡くなったのはカーティス・コールマン3世くん(8)で、父親のカーティス・ギルバート・コールマン2世容疑者(41)は、児童虐待や、覚せい剤所持などの容疑で訴追された。

報告書によると、男児は6月21日の朝、皿の上にあった覚せい剤をシリアルと間違えて食べたという。

父親が、息子の様子がおかしいことに気付いたのは午前10時頃。父親は通報せず、まず友人女性に助けを求めた。この女性から「通報すべきだ」と伝えられると、女性の携帯電話を取り上げ「もう監獄には戻りたくない」と発言。そして、拳銃を取り出し、女性や息子を殺して自分自身も死ぬなどと脅迫したという。

最終的に、父親は息子を連れて祖母の家に出向き、祖母が緊急通報した。しかし、息子は医療センターで亡くなった。容疑者が自ら緊急通報をすることはなかった。

地元メディアによると、父親は現在、育児放棄で子供を死なせた容疑で訴追されている。仮に有罪になれば20年〜40年の刑になる罪だという。裁判は12月に予定されており、父親は他にも銃を人に向けた罪、脅迫罪、覚せい剤所持の罪、性犯罪者登録をしなかった罪、窃盗の罪にも問われている。

亡くなったカーティスくんは、自転車に乗ること、スポンジボブやマインクラフトを見ること、おもちゃの銃で遊ぶこと、ビデオゲームをすることが大好きだったという。


法廷でおしゃべりが止まらない被告、口を粘着テープでふさがれ、判決聞くはめに。オハイオ州の判事が怒りの措置

粘着テープで口をふさがれたフランクリン・ウィリアムズ被告

アメリカのオハイオ州であった刑事裁判で、被告が判決言い渡しの最中にしゃべり続けていたため、裁判官の指示で口に粘着テープを貼られていたことが明らかになった。ハフポストUS版などが報じた。

異例の事態に人権団体からは「被告の尊厳を踏みにじった」などと批判の声が上がっている。

ハフポストUS版によると、問題の刑事裁判は7月31日、オハイオ州カヤホガ郡裁判所であった。

強盗や誘拐、窃盗、クレジットカードの悪用などの罪で2017年12月に起訴されたフランクリン・ウィリアムズ被告(32)に対し、ジョン・ロッソ判事が判決を言い渡そうとしていた。

ところがウィリアムズ被告は弁護人やロッソ判事らに話しかけ、やめようとしなかった。

「ミスター・ウィリアムズ、私はこの事件の裁判官です。口を閉じなさい。そして私が許可したら話しなさい」。ロッソ判事は述べた。その後も再三警告したが、それでも被告は話し続けた。

「私は『話すのをやめなさい』と言ったはず。わかっていますか」。判事がいらいらしながら言うと、被告は「いいえ。だって判事、あなたは私の人生を取り上げようとしているのに、私に語らせようとしないから」と反論した。

その後も両者の間でやりとりがあったが、堂々めぐりに。しびれを切らした判事はついに「あなたの口を粘着テープでふさぎます。私があなたに話してほしいときだけはずします」と述べた。

被告はすぐさま複数の刑務官に取り囲まれ、口を粘着テープでふさがれた。それでも被告はもごもごと何かを話していた。

被告は24年の実刑判決が言い渡されたが、人権団体「アメリカ市民自由同盟」オハイオ州支部はTwitterで、「これは異常。屈辱的。判決言い渡し前に被告人の話す機会を奪うというだけでなく、彼の尊厳を踏みにじった。全てが間違っている」と批判した。

“We cannot regard this as normal. It is humiliating. It doesn’t just deprive this person of the opportunity to speak before his life is taken away, it steals his dignity. Everything about this is wrong,” said our staff attorney @elizabethbonhamhttps://t.co/xsRRTkqRGg

— ACLU of Ohio (@acluohio) 2018年8月1日

地元のテレビ局「FOX8クリーブランド」によると、ウィリアムズ被告は、ネブラスカ州に逃亡した際、頭を打って記憶喪失になったと主張していた。

だが、検察側はこの日の法廷で、被告が家族と電話で会話した録音データを提出。記憶を失っていないことの証拠としたほか、被告が刑事罰を避けるための方法を調べていたことも明らかにした。


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全身タトゥー、ゾンビボーイさん死去 レディ・ガガ「衝撃は計り知れません」

全身に入れたタトゥーで世界的な知名度をほこるモデルのゾンビボーイさん(本名リック・ジェネスト)が死去した。32歳だった。所属事務所がInstagramのゾンビボーイ公式アカウントに投稿した声明によると、ゾンビボーイさんは8月2日午後、カナダ・モントリオールで亡くなった。複数メディアが自殺の可能性を報じているが、死因については調査中だという。

Zombie Boyさん(@zombieboyofficial)がシェアした投稿 – 2018年 8月月3日午前11時28分PDT

所属事務所ダルセド・マネージメントは、声明で次のように述べている。

「ゾンビボーイ、リコは、出会う機会があった誰からも愛される人でした。芸術シーン、ファッション、エンタメ業界のアイコンとして、この革新的な人物は、誰の心も魅了したのです」

「ご想像のとおり、いま関係者は、信じられないぐらい困難な時を迎えています。家族の公式声明は数日内に発表されますので、故人を悼むご家族のプライバシーを尊重してください」

AFP通信によると、ゾンビボーイさんのタトゥーは全体の9割におよび、ギネス世界記録で「骨のタトゥーを最も多く身体に入れた人」「昆虫のタトゥーを最も身体に多く入れた人」という、2件の記録を保持している。

ゾンビボーイさんは2011年、レディ・ガガさんの「Born This Way」のミュージックビデオに出演、一躍世界で知られるようになった。

ガガさんは次のようにツイートした。

「友人であるリック・ジェネスト、ゾンビボーイの自殺の衝撃は計り知れません。メンタルヘルスに正面から向き合い、それは話してはならないものだというネガティブなレッテルを消し去らないといけません。もし、あなたが苦しんでいるなら、今すぐ友人や家族に連絡してください。お互いに助け合いましょう」

「科学的には、習慣作りには21日かかるそうです。もし、メンタル・ヘルス面で問題を抱えているなら、今日から始めてください。もしくは今やっていることを続けてください。辛かったら助けを求めてください。もし苦しんでいる人を知っているなら、その人たちの助けになってあげてください」

The suicide of friend Rick Genest, Zombie Boy is beyond devastating. We have to work harder to change the culture, bring Mental Health to the forefront and erase the stigma that we can’t talk about it. If you are suffering, call a friend or family today. We must save each other. pic.twitter.com/THz6x5JlpB

— Lady Gaga (@ladygaga) 2018年8月3日


大好きだった人が亡くなって、ひどく落ち込んだり、気持ちがふさぎ込んだりして、いつもの気持ちが保てなくなったーー。

そんな時は、次のところに相談してください。

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K-POP歌手ヒョナと「PENTAGON」イドンが熱愛。事務所は謝罪、なぜ?

K-POPアイドルのヒョナとアイドルグループ「PENTAGON」イドンの熱愛が明らかになった。所属事務所は当初、熱愛報道を否定していたが、2人が聯合ニュースの取材に交際を認めたのだ。これを受けて所属事務所は一転、謝罪する事態となった。

ヒョナは2007年に女性グループ「Wonder Girls」としてデビュー。2009年に「4Minute」のメンバーとして活動をはじめ、2016年に解散した後にソロ歌手に転向した。イドンは2016年に男性グループ「PENTAGON」としてデビュー。2017年、同グループメンバーのフイとヒョナの3人でプロジェクトグループ「Triple H」を結成して活動している。

■熱愛報道を事務所が否定⇒本人が認める⇒事務所が謝罪

ヒョナとイドンの熱愛を初めて報じたのは、8月2日午前の芸能ニュースサイト「TVリポート」だった。「Triple H」の活動をきっかけに恋人関係に発展し、交際数カ月目と報じた。

これに対して、2人の所属事務所「CUBE Entertainment」はすぐさま、「熱愛説は事実無根」と真っ向から否定

ところが3日午前、2人が聯合ニュース取材に交際を認めたことが明らかになったのだ。

2人は記事の中で、「互いに噂がつきまとうだろうと分かっていたが、舞台でファンの目を見るのが難しいと思った」「愛して見守ってくれている多くのファンには正直に話し、楽しく堂々と舞台に立つ姿を見せたかった」と語っていた。

そのため所属事務所は3日午後、熱愛報道を否定したことを取り下げ、次のような謝罪コメントを発表した

「(熱愛説で)ショックを受けた多くのファンの皆様、誠に申し訳ありません。2日に報道されたヒョナとイドンの熱愛説の事実を確認するにあたって、コミュニケーションミスによって間違った報道がでた点、本当に申し訳ありません。まっすぐな2人の出会いを暖かく見守ってくだされば幸いです」

女性が憧れるガールクラッシュなスターとして知られるヒョナは、リリース曲やパフォーマンスで話題を呼んできた。Twitter上では様々な反応が見られるが、「イドン羨ましい」との声があがっている。

현아랑 이던 사귈줄 알앗슴 ㄹㅇ.. 진자 잘어울린다 ㅠ

— 호달달퍄Σ(·口·) (@DP_cos) 2018年8月3日

ヒョナとイドン付き合ってると思ってたホント。ほんとお似合い(T_T)

후이는 현아이던 사이에서 대박 어색했겠다ㅋㅋㅋㅋㅋ 이 상황 넘 재밌음 남의 집 불구경이라서^^…

— 🎂친절한 해리씨🎂 (@yiota_hallian) 2018年8月3日

フイはヒョナとイドンの間でめちゃくちゃ気まずかったでしょwwwww

엥현아랑 이던 2년이나 사귀는중이라구?ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ후이: 저는 빼고멘션해주세요

— 디디 (@ddnim_) 2018年8月3日

えっヒョナとイドン2年も付き合ってたの?wwwwwwww フイ:僕を外してメンションしてください

쒸발 진짜 이던 부러워서 죽고싶음 또르르.. 나두.. 현아 언닝. …ㅠ

— 오차 (@cChaeee) 2018年8月3日

本当にイドンが羨ましくて死にたい…私も…ヒョナオンニ(T_T)

※オンニは、年下の女性が年上の女性を呼ぶときに使う単語。

아니 근데 저 진심으로 열애설인정한거 뜨자마자 한 30초 당황하다가 와씨 이던 개부럽다;;;;;나도 현아랑 사귀고싶어;;; 이생각부터듬…..ㅋㅋㅋㄱㅋㄱㅋㅋㅋㅋㅋㅋ이게진짜 건전한 유사연애아님? 누가꼬리쳤네 앞길막았네 기만어쩌고 하는것보단ㅎ?

— 🌸얄루🌸 (@jy4925) 2018年8月3日

いや、ってか、本当に熱愛説認めたの見た瞬間、30秒くらい困惑したけど、いや〜イドンくっそ羨ましい(;_;)私もヒョナと付き合いたい(;_;)ってまず思ったよね…wwwwwwwwww


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