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Instagramが『いいね!』数公開を中止を検討「コンテンツそのものに注意を払うよう期待」

Instagramではデザインに小さいが重要な変更を加えることを検討している。これは最近問題になっている群衆心理的なユーザー行動を抑制することを狙っている。Instagramはこう述べている。

「我々はユーザーが単に投稿の「いいね!」数に注目するのではなく、フォローしている相手のコンテンツそのものに注意を払うよう期待している。今回のプロトタイプでは、実際に投稿したたユーザーだけが自分の投稿の「いいね!」数を見ることができるユーザーインターフェイスをテストしている」。

「いいね!」数の一般公開を中止することはInstagramユーザーが群衆心理に陥って暴走するのを減少させるの効果がある。ことにユーザーが投稿を共有するまでは「いいね!」数を知ることができないとなれば数を競い合う傾向を抑えることができるだろう。また「いいね!」の数ではなく、投稿のコンテンツの質に集中するようクリエーターを促す効果もあるはずだ。

新しいUIデザインがテストされていることはリバース・エンジニアリングのプロ、Jane Manchun Wong氏が発見した。Wong氏はこれまでもたびたび正式発表の前にInstagramの新機能を発見し、TechchCrunchに情報提供してくれた。Wong氏はInstagramのAndroidアプリのソースコード中に新UIを発見し、上のようなスクリーンショットを生成することができたという。

画像左側のInstagramのフィードでは「いいね!」数のトータルはわからないが、「いいね!」したユーザーのプロフィールはいくつか表示される。自分自身の投稿には「いいね!」数が表示されるが、「これを見ることができるのは投稿者本人だけ」という注意が表示される。

多くのInstagramユーザーは期待したほど「いいね!」が集まらなかった投稿を削除したり、本来のアカウントに投稿するのがはばかられるようないかがわしいコンテンツをFinstagram(フィンスタ)などと呼ばれる別アカウントに投稿したりする。「いいね!」数が一般公開されなくなれば、こうした無益な競争や気遣いが減少し、投稿のコンテンツにもっと集中するはずだ。

TechchCrunchの取材に対し、Instagramの広報担当者は新しいUIをテストしていたことがあるのを認め、以下のように述べた。

「現在、このプロトタイプのテストは行っていないが、Instagramのユーザーが感じがちな競争的圧力を減らす方策の一環として各種の新しいデザインを検討してきたのは事実だ」。

TechCrunchがこれまで報じてきたビデオチャット、ストーリーのサウンドトラック、アプリの利用時間を示すダッシュボードなど、テスト中の新機能はその後すべててInstagramの正式な機能として追加されている。

Instagramのプロトタイプ (左から)フィードへのクイックリアクション、ストーリーで歌詞を追加、ダイレクトメッセージのスタンプ

「いいね!」カウンター非表示のフィード画面

Won氏が発見した他のプロトタイプ機能同様、「いいね!」カウンターの表示範囲制限も近く正式機能となる可能性が高い。この変更は「いいね!」数をめぐる競争が非生産的であり、場合によってはユーザー心理に有害な影響をもたらしているという見方が強まったいることに対応するものだろう。Instagram の共同創業者のケビン・シストロム氏は2016年に私のインタビューに答えてInstagramがストーリーをスタートさせたのはユーザーを「いいね!」競争の重圧から少しでも遠ざけるためだったと語った。

先月、Twitterはリツイート数を知るためには余計にタップする必要があるというプロトタイプをテストしている。これもリツイートの件数を競い合うという不健全なユーザー行動を抑制するのが目的だった。Snapchatはこれまで「いいね!」数もフォロワー数もユーザーに表示したことがない。【略】

こうしたユーザーインターフェイスはインフルエンサーには不利に働くがユーザーが群衆心理で暴走するのを抑えるのには役立つだろう。ユーザーが「いいね!」数に夢中になり過ぎるとナルシシズム、嫉妬、自尊心の喪失などを招く危険性がある。

【訳者注】TechCrunchではNetflixのヒット映画に影響されて目隠して危険な動作をする「バードボックス・チャレンジ」という動画投稿の流行について解説している。InstagramやTwitterなどのソーシャルメディアに投稿して「いいね!」数を競う心理の広がりが「目隠し運転」などの愚行を助長しているという意見が強まっていた。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

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大坂なおみの決勝進出に、解説・森上亜希子が涙 「日本テニス界もたくさんの歴史があって、ここまできた」

大坂なおみ

テニスの大坂なおみ(日清食品)が1月24日、全豪オープンの女子シングルスで決勝進出を決めた。日本勢初となる快挙に、試合直後、NHKの生中継で解説を担当していた元女子プロテニス選手の森上亜希子さんが声を詰まらせ、喜びをあらわにする場面があった。

自身にとって同大会初となる決勝進出を決めた大坂。試合はフルセットにもつれ込む接戦となった。

しかし、持ち前の精神力を武器に粘り強さをみせ、最後のマッチポイントは圧巻のサービスエースで決めた。

.@Naomi_Osaka_ becomes the first Japanese woman in the Open Era to reach the #AusOpen final 🇯🇵🙌 pic.twitter.com/KsL7YU28UP

— #AusOpen (@AustralianOpen) 2019年1月24日

「また新たな歴史を作ってくれた」

この日のNHKの中継で解説を担当したのは、元プロテニス選手の森上亜希子さん。

森上さんは、日本勢8人目となるWTAツアーチャンピオンに輝き、世界ランキング41位まで達したこともある。しかし、膝の故障により、2009年11月に現役を引退した。

大坂の勝利が決まった直後、実況アナウンサーから感想を求められた森上さんは、感極まった様子で声を詰まらせながら、以下のように語った。

「日本テニス界もたくさんの歴史があって、ここまできて…。まだ優勝したわけじゃないんですが、また新たな歴史を作ってくれたことを嬉しく思います」

大躍進を続ける大坂。前大会の全米オープンに続くグランドスラム2連勝をかけ、26日の決勝でペトラ・クビトバ選手(チェコ)と対戦する。


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【戦略】映画「パンク侍」、Twitter史上初となる「全編無料公開」の裏側

「パンク侍、斬られて候」メインビジュアル

綾野剛主演の映画「パンク侍、斬られて候」が1月19日(土)、Twitter上で全編無料公開されることが明らかになった。24時間限定で、Twitter社が映画本編の無料公開を実施するのは初。

本作は2018年6月、劇場公開。同年12月から動画配信サービス「dTV」のみで配信されている。

■無料で見るには?

同作は「dTV」のTwitter公式アカウントで1月19日0時からライブ配信される。約121分のライブ配信終了後は、23時59分までであれば、スマートフォンでもPCでも、いつでもどの場面からでも視聴可能。

アカウントのフォローやリツイートなどの条件もなく、誰でも無料で見ることができる。

ただし、19日から20日に日付が変わった瞬間、視聴途中でも公開は終了されてしまうので、注意が必要だ。本編は約121分。遅くとも1月19日の21時57分頃から見始めなければ、最後まで見ることはできないとのことだ。

「パンク侍、斬られて候」は、芥川賞作家である町田康さんの小説が原作のエンタテインメント作品。映画では、宮藤官九郎さんが脚本、綾野剛さんが主演を務め、北川景子さん、浅野忠信さん、豊川悦司さんなどが脇を固める。

映画の製作は、複数の企業が出資する「製作委員会方式」が多い中、本作はdTVを運営するエイベックス通信放送が単独で製作した。製作ではなく配信が本業の企業が単独で映画を作ることは異例として、公開当時、話題になった。

■「チャレンジとしてデジタル上のマスメディアへ」

なぜ今回、Twitterでの無料公開に踏み切ったのか。ハフポスト日本版はエイベックス通信放送の担当者に取材した。

担当者によると、元々はdTVの視聴数を増やすPR施策の一環として、無料公開というアイデアが出ていたという。

その上で、旧来のマスメディアではなく、「新しいことへのチャレンジとして、デジタル上のマスメディアで実施したかった」とのことで、その中でも拡散性に優れたTwitter社に無料公開企画を提案した。

映画本編の無料公開はTwitter社にとって初めての取り組みだったが、快諾。実現に至った。

dTVのみで配信している作品を無料公開すると、同作を目当てにdTVを見る人が減るのではないだろうか?

同担当者は「コンテンツをdTVだけにホールドしたいとは考えていない」といい、今後さらなる「マルチユース展開も予定している」と述べた。

また、他のコンテンツのプロモーションをする上でも、「Twitter社とのパートナーシップ構築の1歩目としてのメリットも強く感じている」とのことだ。

コンテンツビジネスにおいて、DVDや本などの有料コンテンツと同じ内容を無料で公開する手法は徐々に増えている。

最近では、歌手のw-inds.が24時間限定でライブ映像をYouTubeに公開したり、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんが著書をウェブ上で全編公開するなど、様々な取り組みがなされている。

今回、約2時間の映画全編をTwitter上で無料公開することがどのような結果となるのか。今後のコンテンツビジネスの新たな標準になるかもしれない。



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