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クールジャパンって実際どう?日本と海外、アニメブームの陰で必要な施策とは

アニメのイラストであふれる秋葉原

「クールジャパン」という言葉が有名無実化しつつある。

エヴァンゲリオンシリーズの碇シンジ役などで知られる声優・アーティストの緒方恵美さんが1月、ハフポストのネット番組「ハフトーク」に出演した。

緒方さんは日本のコンテンツ業界で、作り手側がさらされている苦境を明かし「クールジャパンと(国が)おっしゃるなら、その文化を発信するためのきちんとした仕組みづくりを国にお願いしたいです」と語った。 

【ダイジェスト】
いいコンテンツを作っても、海外のファンにちゃんと届かない…?
声優業界で今起きていることについて、緒方恵美さん(@Megumi_Ogata)に聞きました。
ハフポスト日本版がお送りするニュース番組 #ハフトーク は毎週木曜日22時から生放送!動画全編はこちら→https://t.co/reag6bs2Rxpic.twitter.com/hFaqHzjhrG

— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) February 18, 2019

海外でも人気の日本アニメ。でも市場シェアはわずか4.2%…

番組にはこの日、緒方さんの愛称「アニキ」にちなんで、「#アニキに聞きたい」のハッシュタグで多くの質問が寄せられた。その中の1つに、2017年に緒方さんが実施したクラウドファンディングのキャンペーンについて問うものがあった。

デビュー25周年を記念して制作したカバーアルバムを国内外に同時に届けるというこのキャンペーン。

緒方さんは「ふつうに出せば、日本国内に住んでいる、いつもほしいと思ってくださる方のところには届きます。でも、せっかくの周年記念なので、チャレンジさせていただきたいと思って」という。

クラウドファンディングをしようと思った理由は、大きく分けて2つ。1つは、日本で作っているアニメのDVDや音楽CDの販路だ。

クールジャパンと言われていますが、とても日本の業界はガラパゴスで、私たちがつくっているものの現物は、海外になかなか流通しないようになっています。向こうでは買えないようになっていて届けることができず、海外のファンから毎回『それはどこで買えますか』と聞かれる。それを教えてあげられない、届けられないということがあって

だが、クラウドファンディングならば、出資者へのリターンという形で届けることができる。

もう1つは、クラウドファンディングをするときに、ホームページ上で日本語と外国語で「なぜこれをやるのか」を伝えられる点だ。

日本のアニメも音楽もなかなか流通していないということを、まずは国内のファンの方に知って頂きたかった」という緒方さん。

更に、業界の窮状を訴えることで、何とかして海賊版や違法アップロードではないカタチで海外の方に見てもらえて、何かを受け取ってもらえたら。その中から、私たちでは考えられないようなことを考えてくださる方が、アイデアを出してくれたらうれしいなと思いました」と語った。

ハフトークに出演し、アニメ業界の現状について語る緒方恵美さん(中央)

いま世界では、これまで日本の代名詞だった自動車や家電、電子機器などに肩を並べて、アニメや漫画コンテンツの需要が高まっている。

経済産業省の2016年度コンテンツ産業強化対策支援事業では、アニメ、ゲーム、漫画のほか、音楽や映画、ドラマといったエンターテインメント産業における海外需要の市場規模を調査した。

報告書によると、世界最大のエンタメ市場といえるアメリカでは、2015年に19.21兆円、2020年には20.20兆円にのぼると予想。

成長著しい中国では、2011年に2.03兆円だった市場規模が、2015年にはほぼ倍の4.03兆円に伸び、さらに2020年には6.72兆円に増加すると見込まれている。

また、映画館が禁止されているものの、各家庭でのテレビ需要などから、エンターテイ ンメント分野への投資に関心を有するサウジアラビアでは、2020年には需要が10年前の約4倍に伸び、800億円に到達するとみられる。

しかし、報告書によると世界のコンテンツ市場における日本由来のコンテンツのシェアは4.2%程度にとどまっている。

こうした状況に緒方さんは「まずは日本の国内に、海外に向けてコンテンツを送り出すためのプラットフォームがほぼない。YouTubeは全世界で見られると思われるかもしれないのですが、YouTube Redという方式が採用されたときに、(方式の規約に契約していない)各レコード会社では、出していたPV(プロモーションビデオ)が海外からは見られないというようなこともあって」と説明。

YouTube Redをめぐっては、利用者が動画のダウンロードができてしまう点などから、音楽ビデオを主力の収入源のひとつにしているレーベルは、規約に署名しにくい面もあり、大きな問題となった

クールジャパンって結局、現場はどう思ってるの?

ここで気になるのが、2010年から政府の肝入りで進められていたはずの「クールジャパン政策」。

だが2017年3月末時点の会計検査院の調査によると、コンテンツの海外流通を促すクールジャパン機構は、約310億円の投資・融資によって約44億円を失っている。

2018年6月には、これらの状況を受けて同機構の太田伸之社長が退任するなど、迷走が続いていた。

こうした現状に緒方さんは「すごいショックを受けました。クールジャパンというワードはアピールとして使っても、もうその販路を開くために協力してはくださらないのだろうかと。(販路を)整えていっていただけるような仕組みを、クールジャパンといってくださるのなら、国にお願いしたい」と声を落とした。

海外の需要に応えるように日本でも海外発注のアニメ制作が増えているが、これに関して緒方さんは「私たちの技術を使って制作しているのですが、一部では、さながら日本のアニメーション業界が海外の工場のようになっているのです」と指摘。

従来多かったアニメの輸出方式では、「一部では出せば出すほど日本の制作会社が損をするシステムになっていた」と話す。

海外の発注側から制作費として一定金額を受領し、アニメを作るという形式では「著作権は全て海外の会社にあり、私たちは一定の制作費で作って渡すだけ。これでは海外の会社は儲かっても、日本の制作会社は……著作権のシステムのようなものができていけばいいのですが。本当にみんな頑張っているのですが、小さな会社単位では動けないこともある。国が主導してくださればと思う」と語った。

アニメが若年層のトレンドになり始めた中国では、日本への作品の発注も増え一大市場になっている。

しかし、緒方さんが指摘するような請負型の業務提携も多く、こうしたモデルからの脱却が望まれている。

経済産業省 平成28年度コンテンツ産業強化対策支援事業・調査報告書より

日本と海外企業の日本法人で製作委員会をつくるモデルであれば、著作権を持つことができるため、売れるほどその対価が入ってくる。

しかし経産省の報告書では、法制度上のハードルのほか、海外側からの働きかけが多く、日本は受け身であり、積極的な売り込みができていないことや、日本の制作側が海外企業の参加に抵抗感を持つなどの理由が課題に挙げられていた。

インバウンド対策は?

海外販路が法律上のハードルがあり、なかなか進まないのであれば、年々増える国内へのインバウンド対策はどうなのか。

例えば「聖地巡礼」といって、アニメや映画ファンが訪れる新たな観光地として注目される全国のロケ地。文化庁では、全国ロケーションデータベースというサイトを立ち上げている。

ただ、映画の名前を調べても、ロケ地が出てこないものが多い。毎年形式もほぼ変わらない。 

文化庁がクールジャパン施策の一環としてオープンしているロケーションデータベース

しかし管理などに使う年間の費用は、2017年度予算で1600万円。単年度ではなく、2016年度と2018年度も1600万円かかっている。2019年度はシステム更新を予定しており、その分が予算でアップするため、約3000万円ほどとなる予定。

文化庁の担当者によると「こちらは、映像ファン向けでもありますが、特にロケをしたい制作者向けでもあるので、仕様的に見にくいかもしれない。

また、各地のフィルムコミッションに情報更新をお願いしているので、忙しいなどの理由によってロケ地が入っていたり入っていなかったりする」という。

予算のうち情報の更新などは、ジャパン・フィルムコミッションに1300万円を委託業務として支払い、残りはサーバーのシステム管理会社に支払っている。

文化庁の担当者は「使いやすいものにするため、ロケをする際の規制情報を載せたり、さらに情報を入れたりなどしていきたい。ロケ地が入っているところとないところなどで差があると指摘も受けている。今後は忙しいフィルムコミッションを支え、研修などを開くことで差がなくなるように努めたい」と話している。

文化事業は海外の先例も

世界への販路をつくるため、国が文化事業を後押しする例には、海外での成功例もある。

クールジャパン政策が参考にした韓国の「クールコリア戦略」は、1997年のアジア通貨危機をきっかけに、国外への文化事業の輸出を目指して立ち上がった。

2000年以降は、国家予算の1%の水準で文化事業を担当する文化体育観光部の予算に充当。ドラマ制作費を国が補助したり、海外へ売り出すための字幕や吹き替え事業にも出資した。

結果として、韓国ドラマやK-POPは「韓流ブーム」としてアジアを巻き込み、欧米諸国にも伸びていった。

この先例について緒方さんは、パリで毎年開催される漫画やアニメの祭典「ジャパン・エキスポ」についても言及した。

エキスポには2010年に韓国政府所管のコンテンツ振興院のブースが「マンファ(漫画)」として出店

エキスポは、ジャパンという名を冠しているが、日本のものだけ置いているわけではない。漫画・アニメを中心とした文化の祭典として、フランスの同人作家や、タイや台湾、アメリカなどの様々な企業も参加している。

ただ、韓国などの国を挙げた勢いに対して、当時のクールジャパン室長は「ここもいずれマンファに席巻されるかもしれない」と話している

日本の危機感に対して、緒方さんは「では日本の政府は、そこを広げてくれないのかと思ってしまいます。アニメや音楽など、日本には素晴らしいコンテンツを作るクリエイターと、その技術がある。小さな単位で世界に、は難しい。韓国の政府のように日本でも応援していただけたらと思います」と訴えている。

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ファンが当惑したロシア版「セーラームーン」は、こうして生まれた。パンとコスプレでOPを再現

アニメ「セーラームーン」のオープニングをパンやコスプレで再現した「低予算セーラームーン」の動画が、ツイッターで反響をよんでいる。

動画はこちら。

「完成度高いんか低いんか分からん」

パンでセーラー戦士の髪の毛を再現。

3月8日現在、拡散した動画は583万回再生と2万リツイートされ、「圧倒的予算不足!」や「努力の方向音痴」などの反応が寄せられている。

制作者はモスクワで映画やアニメなどの「低予算版」動画を作っているStudio 188の6人。名前は撮影に使っているアパートの部屋番号からとった。ハフポストの取材に対し、セーラームーンを題材に選んだのはファンのリクエストがきっかけだったと話した。

「セーラームーンは、私たちだけでなく、ロシア全体の子供時代を代表するアニメです。子供時代に放送されていた、数少ない日本のアニメでした。そのころに見ていたので、私たちは自分たちをファンだと言えると思います。フォロワーにリクエストをされて、コスプレをすることになりました」

「技術的な部分で苦労もあります」

全ての動画の制作費は高くても100ドル(約1万円)程度。半年前にモスクワで開かれた大会で映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 」の「低予算版」リメイクで優勝したのをきっかけに、動画を作り続けることを決意したという。

「自分たちを撮り続けるのが一番難しいです。全員が本業の仕事があるので必要な時間を十分にとれない時があります。バゲットを頭に固定したり、部屋中にレモンを吊るすなど、技術的な部分で苦労もあります。しかし、それら全てが、映像を作るのが楽しい一番の理由でもあります」

ルナ。

日本の反響は予想外で驚いているが、「とても嬉しい」と話す。これからもアニメの「低予算版」を作る予定で、日本の「アニメ通」たちにどれを作るべきか教えてほしいという。

「たくさんのアニメを知っているけれど、どの作品を動画にするか選ぶのにいつも悩まされています。本物の『通』たちに、ベストなのを教えてほしいです」

Studio 188はインスタグラムYouTubeで作品を公開している。

原作のオープニングはこちら。


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細田守監督の「未来のミライ」、アニメ界のアカデミー賞に輝く。授賞式で語ったことは?

細田守監督(2019年)

「サマーウォーズ」や「おおかみこどもの雨と雪」などで知られる細田守監督の最新作「未来のミライ」がアメリカで2月2日(日本時間2月3日)、アニメ界のアカデミー賞と言われる「アニー賞」の長編インディペンデント作品賞に輝いた。

「未来のミライ」は、甘えん坊の男の子と未来からやってきた妹が主人公の「兄妹」の物語。役所広司さんや麻生久美子さん、福山雅治さんなど豪華な俳優たちが声を担った。

細田監督は授賞式で、本作のモデルは自身の子どもであると明かし、「奥さんと、モデルになった子ども達にありがとうと言いたい」と家族への感謝を示した。


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アニオタ1人当たりの「お布施」は平均2万円? 矢野経済研究所のオタク市場調査に衝撃

ボーカロイド分野は減少が著しいという調査結果に

アニメが好き、アイドルが好き。そして漫画が好き。声優やコスプレ、同人誌ーー輝くまぶしい推しのためなら、いくらでも投入できる気がする。そんなオタクの熱い愛を、データとしてまとめた矢野経済研究所のレポートが1月24日に発表された。

アニオタ1人がつぎ込むお金は年間2万円。まじか。

2018年調査では、国内に住む15~69歳までの男女1万408人にインターネットでアンケート調査を実施。オタクと自認している人またはオタクと言われたことのある人に対し、どの分野に興味があるか、年間の消費額はどのくらいかなどを聞いた。

アンケートの結果から、21分野の「オタク」の人口を拡大推計。

第1位は「漫画」の約640万人、次いで「アニメ」約598万人、「アイドル」約280万人、「オンラインゲーム」約216万人と続いた。「漫画」「アニメ」については3年連続で1位、2位を占めている。

ただ、経年で調査している20分野では、アイドル分野以外のすべてで人数が減少していた。

特に初音ミクの登場で注目を集めたボーカロイド分野は減少が著しく、2016年には68万人と推定されたが、2018年には6割減の26万人になった。

2018年の調査によると、年間にオタク活動へつぎ込む金額はアイドルオタク(ドルオタ)が断トップの10万3544円。次いでメイドカフェや執事カフェなどの「メイド・コスプレ関連サービス」が6万8114円だった。

また、アニメオタク(アニオタ)は2万308円と控えめ。月額にすると約1700円だ。カードキャプターさくらであれば、ケロちゃんのマグカップより安く、ちょっこりさんの各キャラクターぬいぐるみより高い程度。

年間の推しへの投資は...アイドルオタクが断トツのトップ

オタクに対するネガティブなイメージは薄れ、ライトユーザーも参入できるように

オタクといえば、あまり明るいイメージがない言葉。コトバンクには「社会的にその価値が理解されがたいサブカルチャーや趣味に嗜好をもち、その細部にこだわり、自分の世界に閉じこもって没頭する傾向が強い」とあり、ネガティブに捉えられがちだ。

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しかし、オタク市場の拡大に伴い、矢野経済研究所は「近年『オタク』という言葉からネガティブなイメージは薄れつつあり、『オタク』はもはやマイナーな存在ではなくなっている」と指摘。

「オタク」=マニアックというマイナーな存在ではなくなっていったことで、ライトユーザーの参入もしやすくなっていった結果、市場が広がる要因になっているとみられる。

お布施もさまざま、理由もさまざま

ドルオタを自認するオタク、アニオタを自認するオタクにとっての年間10万円、年間2万円はとても安く感じるかもしれない。だが、2018年にKDDI総合研究所が発表したレポートでは、意外な結果が見えた。

18~34歳のオタク1000人を対象にしたアンケートで、展示や物販、同人イベントのほか、ミュージカルやライブに「参加したことがない」と答えた人はいずれも65%以上を占める。反面、1カ月に2回以上足を運ぶ人は2%以下だった。

オタクのイベント参加頻度は、「3年に1回未満」「1年に1回程度」「半年に1回程度」という人が多く、参加頻度は必ずしも高くなかった。

また、オタク活動に充てる月額金額については、アニメ関連では約半数のオタクが「お金は使っていない」と愛だけで乗り切っている様子がうかがえた。

一方で、1~2%は月に3万円以上を推しにつぎ込んでいる。平均すると、年間2万円程度は納得できる金額なのかもしれない。

イベントやグッズに月3万円以上をつぎ込むオタクは1~2%だった...

では、沼にはまりATMとなっていくオタクたちは、なぜお金を使うのか。

アンケートでは大別して「応援・還元」「自己満足」「優越感」の3種類の真理があると分析。だが、「新商品を誰よりも早く手に入れたい」などの優越感よりも、「入手できるものはできるだけ収集したい」といった自己満足や、「作品の制作者にお金が入るのであれば払うことに抵抗感はない」といった応援目的のほうが多く割合を占めていた。

コンテンツへの愛情はお金だけではないが、溢れる推しへの愛を、誰でも伝えられる手段が購買活動でもある。楽しめる範囲でオタク活動にいそしんでいけたら、人生はより幸せになることは間違いない。


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「HUGっと!プリキュア」最終回、出産シーン描かれ反響 シリーズ通して社会問題に切り込む

HUGっと!プリキュア 第49話予告 「輝く未来を抱きしめて」

「プリキュア」シリーズ15周年の節目を飾ったアニメ「HUGっと!プリキュア」が1月27日、最終回を迎えた。「育児」をテーマに据え、ジェンダーの問題に切り込む内容が反響を呼んだ同作だが、最終回では大人になった主人公・野乃はなのリアルな出産シーンが描かれ、視聴者を驚かせた。

リアルな出産シーン、話題に 帝王切開についても言及も

「HUGっと!プリキュア」では、過去にも出産シーンが描かれたことがある。

8月放送の第27話「先生のパパ修業!こんにちは、あかちゃん!」は、主人公・はなのクラスの担任が父親になるストーリーで、終盤に約3分間かけて妻の出産シーンを描いた。

この回は、出産を女性だけのものにせず、男性目線で描いたことでも反響を巻き起こした。

10月放送の第35話「命の輝き!さあやはお医者さん?」では、「帝王切開はつまずきじゃない。立派なお産よ」という産婦人科医のセリフも登場。放送後はこのセリフに「励まされた」などのコメントが寄せられ、話題を呼んだ。

あらゆる社会問題に切り込んだプリキュア

12月放送の42話では、シリーズ史上初となる「男の子のプリキュア」も誕生。

女児アニメながら、「女の子らしさ」や「男の子らしさ」などのジェンダーの壁、子育て、いじめなど、シリーズを通して日常に溢れるあらゆる社会問題に切り込んだ。

各話放送後、Twitterでは関連ワードがトレンド入りし、多くの人が感想を言い合った。「HUGっと!プリキュア」が伝えようとしたメッセージは、多くの視聴者に届いているはずだ。

シリーズ構成および脚本を手がけた坪田文さんは、自身のTwitterで、「楽しい思い出、勉強になった事がいっぱいある大切な作品です。辛い事も勿論ありましたが、皆さまの想いに感じ、そして励まされました。感謝です」とつづっている。


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緒方恵美さんの本音に迫る いまの「声優の条件」って?過渡期にある声優ブームの希望と課題

声優界の生ける“レジェンド”緒方恵美さん

たった数百のイスを、一万人以上が取り合う声優業界。

2000年代に入り、世界的アニメブームでオタクと言われたジャンルが市民権を獲得しはじめ、声優が身近に感じられるようになったことで専門学校が一気に増加した。

声優志望者は30万~50万人とも目される飽和状態の中、業界は過渡期を迎えている。

1月17日午後10時からの「ハフトーク」では、声優界の生きる”レジェンド”緒方恵美さんが生出演

1992年に幽☆遊☆白書の「蔵馬」役としてデビューを果たし、エヴァンゲリオンの碇シンジ、カードキャプターさくらの月城雪兎、そしてセーラームーンの天王はるか(セーラーウラヌス)など、名だたるアニメの重要なキャラクターを務めてきた緒方さん。

デビューから常に第一線で活躍を続ける彼女は、今のアニメブームと、声優という仕事の厳しさをどう見ているのか。

声優の仕事ってどう変わった?

90年代まで、声優に会うということはファンにとって至難の業だった。

今のように、声優の写真集がたくさん出ているわけでもない。イベントやライブに声優が出演する機会も限られている印象だったし、大々的なフェスも、ほぼなかった。

役ではなく、声優本人としてテレビでお目にかかることも、少ない。

ラジオを聞き、ファンクラブ会報を心待ちにして、多すぎて読んでもらえるかも分からないファンレターを出していた。

90年代の緒方恵美さんのファンクラブ会報

インターネットが整備され始め、極地的と思われていたアニメファンの世界は、一気に押し広げられていった。アニメのテーマソングやキャラソングはポップミュージックとして受け入れられ、ヒットチャートをにぎわすまでになった。

そしてSNSの登場で、一挙に声優という職業をファンが近くに感じられるようになった。

声優自身の思いが、リアルタイムで流れてくる。地上波やライブDVD、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)以外にも、インターネット番組でたくさんのアニメや番組を享受できる。

ただ、この怒涛の時代変遷に巻き込まれるように、声優という職業は変わっていったようにも見える。

仕事の上で、ファンとの交流や「ファンサービス」の比率も大きくなっていった。

声優も映像にセリフを吹き込み、画面越しに声を届ける存在から、自身が露出していく存在になり、イベントやグラビア、バラエティ番組などに出演するようになった。

そんな変化を牽引してきた声優の1人が緒方さんだ。冒頭で紹介したような名だたるアニメの重要キャラクターを務めてきた緒方さんは、率先して「声の仕事」以外に取り組んできたパイオニアでもある。

平成が始まったころと、現在では声優の育成環境や、働く環境はどう違うのか。

いま声優は、ファンとの交流や告知などのためにTwitterのフォロワー数も重要視されている面がある。役のオーディションなどにおいて、Twitterアカウントを開設しているかや、フォロワー数が一つの指標に加えられたり、男女ともにアイドルとしての要素を求められたりすることもある。

声優として生きていくうえで、緒方さんはこうした変化をどう受け止めているのだろうか。

「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…」逃れられないSNSの面倒くささ、どう思う?

緒方さんも東日本大震災を機にSNSを始め、積極的に発信している。ただTwitterでは、短い言葉で意図が伝わらず、”炎上”してしまうこともある。

匿名のツールでもあり、攻撃的な声を向けられることも少なくない。社会的な話題に触れたら「政治的なことを話してがっかりした」「勉強したのか」などと言われ、どのようなスタンスを取っていても批判されることがある。

ファンに生の声を伝えられるようになった一方で、時事問題についての率直な意見を言うことの難しさについて、どう考えているのだろうか。

【ニュース番組「NewsX」 1月17日の放送内容(予定)】

・dTVチャンネルにて生放送

・質問やご意見は、「#ハフトーク」でツイートしてください。

ゲスト:緒方恵美さん(声を使う仕事を中心によろずエンタメ屋)

出演者:竹下隆一郎(ハフポスト日本版編集長)、

番組はこちらから。

視聴方法がわからない方はこちらをご参照ください。

■番組視聴の手順(dTVチャンネルの会員ではない方)

番組URLをクリック

②31日間無料おためしをクリック(2回出ます)

③dTVチャンネルを申し込むをクリック

この先については、ドコモの携帯をお持ちの方、お持ちでない方によって手順が違うので、手順に従って行ってください。

※会員登録後、31日間無料で視聴ができます。


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『けものフレンズ3』の開発発表にファン歓喜「無限に楽しみ」 スマホアプリとアーケードゲームで

「けものフレンズ3」公式サイト

セガゲームスとセガ・インタラクティブは1月12日、大人気コンテンツ「けものフレンズ」の最新作として、スマートフォン向けゲーム「けものフレンズ3」とアーケード向けゲーム「けものフレンズ3 プラネットツアーズ」を開発していることを発表した

Twitter上ではファンから「無限に楽しみだから早く」と急かす声があがっている。

「けものフレンズ」は、人間化した動物たちの暮らしを描くコンテンツで、アプリや漫画、アニメなど、幅広く展開している。

今回の発表に合わせて、ゲームの事前登録の受付も開始。事前登録者の数に応じて「豪華特典」がプレゼントされるという。

また、1月14日からテレビアニメ「けものフレンズ2」の放送が開始することから、「けものフレンズ3」のTwitter公式アカウントでは、「\けもフレ2放送直前に!/\けもフレ3電撃発表!!/」と投稿。

\けもフレ2放送直前に!/ \けもフレ3電撃発表!!/ セガが送る『けものフレンズ3』
アプリ版&アーケード版同時制作中! 事前登録も開始!! このアカウントをフォローして完了♪ 是非フォロー&リツイートして下さい★ ▼公式サイト https://t.co/3IAprqbKIc#けもフレ3#けものフレンズpic.twitter.com/IdcZI5FBhp

— けものフレンズ3@公式アカウント (@kemono_friends3) 2019年1月12日

発表に対してファンたちからは、「けものフレンズ3無限に楽しみだから早く」や「楽しみなのでーす!事前登録完了」など、期待の声が寄せられている。


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史上初 男の子プリキュア誕生 シリーズ放送開始から15年

若宮アンリ

テレビ朝日系列などで毎週日曜に放送中のアニメ「HUGっと!プリキュア」42話(12月2日放送)で、シリーズ史上初となる「男の子のプリキュア」が誕生した。名前はキュアアンフィニ。

同作は2018年2月の放送開始以来、真正面からジェンダーに切り込む内容が注目を集めていた。

「プリキュア」は小学生以下の女の子を中心に人気のアニメ。少女がプリキュアという名前の戦士に変身して敵と戦う設定は一貫しているが、登場人物やストーリーはシリーズによって異なる。

2018年は放送開始から15周年に当たり、「HUGっと!プリキュア」はその節目のシリーズだった。

変身したのは、主人公の少女らと同じ学校に通う男子中学生で、世界的なフィギュアスケーターでもある若宮アンリ。フランス人の父親と日本人の母親を持つ。

これまでの登場回で若宮アンリは「似合ってれば問題ないでしょ」とドレスをてらいなく着こなしたり、”男らしい”振る舞いを強いてくる同級生男子に「自分で自分の心に制約をかける。それこそ時間、人生の無駄」と応じたりと、その言動がTwitter上などで話題になっていた。



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「ラインハルト様、なにやってんすか…」と大反響。パピコと銀河英雄伝説のコラボが斜め上すぎる(動画)

江崎グリコ(本社・大阪府)は11月9日、人気アイスクリーム「パピコ」と、SF小説が原作で1988年から2000年に放映されたアニメ「銀河英雄伝説」がコラボしたWEB動画「銀河エエ湯伝説」を公開した

動画は、お風呂上がりの忙しさに疲れた女性を、銀河英雄伝説の主要キャラクターの1人であるラインハルトがパピコによって癒すというストーリー。

ラインハルトの登場シーン

作品内では、宇宙を舞台に戦う原作をモチーフにしてパピコが戦艦のように連なり、宇宙を駆け、ビームを出すという異様な仕上がりとなっている。

ビームを出すパピコ

パピコと銀河英雄伝説という、まったく想定外のコラボはネット上で話題となった。

なぜこのような組み合わせとなったのか、江崎グリコの担当者に取材した。

担当者によると、今回の動画は30代から50代の男女を狙ったもの。

この世代に人気のあるアニメの中でも、銀河英雄伝説は宝塚歌劇で演じられたり、2018年にアニメがリニューアルされたりと話題に事欠かない。

2019年には映画も公開されるので、「話題性があると考えた」と語った。

「お風呂上がり」という設定については、秋から冬にかけて寒くなるとアイスクリームのイメージが薄くなる。

この季節に冷たいアイスを食べてもらうために「体が熱くなるお風呂上がりを狙った」という。

今回の意表を突くコラボについて、Twitter上では「リスペクト半端ないけどカオス」や「ラインハルト様、なにやってんすか…」など、原作ファンを中心に反響を呼んでいる。

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