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「死んだら愛犬を一緒に埋葬してほしい」飼い主の遺言に従って、元気な犬が安楽死させられる。

アメリカ東部のバージニア州で、「死んだら愛犬を一緒に埋葬してほしい」という故人の遺言に従い、健康状態にあった飼い犬が安楽死させられた。アメリカのメディアが5月23日、相次いで報じた

飼い主の遺言に従い、健康な状態にも関わらず安楽死させられたエマ。

CNNによると、安楽死させられたのは、故人が生前飼っていたシーズーの雑種犬・エマだ。

エマは、飼い主が亡くなった後の3月8日、同州のチェスターフィールドにある動物保護施設に預けられた。

そこから2週間、保護施設は、エマであれば里親が簡単に見つかるだろうと、遺言執行者と交渉し続け、エマを譲り受けた上で、里親を探したいと申し出ていた。

しかし、遺言執行者は3月22日にエマを引き取るため同施設を訪問。保護施設は再びエマの譲渡を願い出たが、遺言執行者はこれを拒否。

その後エマは地元の動物病院へ連れて行かれ、そこで安楽死の処置が行われたのち火葬された。エマの遺灰は、遺産管理人の元に返された。

ペットと一緒に埋葬 アメリカでは州ごとに可否が異なる

アメリカでは、飼い主とペットを一緒に埋葬することができるかについては、州によって異なる。

今回エマの安楽死が行われたバージニア州では2014年、墓地会社が飼い主とペットの合同埋葬区画を設けることが認可された。

しかし、これらの埋葬区画は場所を明確に示すことが条件で、同じ空間に人とペットを埋葬することは認められていない。

アメリカでは、これと同様の法律が、ペンシルベニア州、ニューヨーク州、ニュージャージー州に存在する。

飼い主の遺骨をペットの墓地に埋葬したり、ペットを飼い主と一緒の家族の墓地に埋葬することを認めている州もある一方で、それらを全面的に禁じている州もあるのが現状だ。

アメリカ獣医師協会は、バージニア州の法の下で、資格を持つ獣医師らが動物に安楽死の処置を行うことを認めてはいるが、健康状態にある動物に安楽死の処置を施す獣医師を見つけるのは簡単ではないかもしれない。

この問題に関して、ネット上では、「元気なペットを安楽死させるなんて信じられない考えだ」「こんなことは2度とあって欲しくないです」などと、否定的なコメントが相次いだ。

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ファーウェイ製品、Androidのサポート中止か。Googleが検討中とロイター通信が報道

ファーウェイを事実上の貿易ブラックリストに加えた米大統領令を受けて、Googleが同社に対して自社サービスや技術サポートの提供および協力の停止を検討していると報じられています。

これによりファーウェイが中国国外で販売しているAndroid端末につき、今後はAndroid OSのアップデートやGoogle Playストア、Gmail、YouTubeアプリといったGoogle製アプリが利用できなくなり、同社のスマートフォンビジネスを大きく狂わせる可能性があります。
米Reutersの匿名情報筋によると、ファーウェイはオープンソース版のAndroidしか使用できなくなり、Googleが提供するアプリやサービスにアクセスできなくなるとのこと。Googleの広報担当者は詳細は明らかにせず「大統領令を遵守し、その影響を検討する」と述べるに留めています。

さらに情報筋によると、Googleは社内でどのサービスを停止するのか協議しているとのこと。米Engadgetは本報道につき同社に問い合わせ、しばらくGoogle Playストアやアプリのアップデートは引き続き行われるが、OSとセキュリティのアップデートは厳密に禁止されたことを確認しています。

中国国内ではもともとGoogle Playストアなどは提供されていないため影響は少ないと思われますが、中国国外では深刻な波紋が予想されます。ファーウェイはP30 Proなど優れた端末を販売してはいるものの、その機能やユーザビリティはGoogle提供のサービスやアプリストアに掛かっているところが大きいと言えます。

すでに流通・販売されているファーウェイ製のスマートフォンにどのような制限がおよび、また同社の新たな端末はOSやアプリ面でどういった対応をするのか、推移を見守りたいところです。

(2019年5月20日Engadget 日本版「GoogleがファーウェイAndroid端末へのアプリおよびサービス提供中止を検討か(Reuters報道)」に」より転載)

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アラバマで最も厳しい中絶禁止法が成立、波紋呼ぶ。賛成したのは全員白人男性だった

アメリカのアラバマ州で5月15日、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案が成立し、全米で波紋を呼んでいる。

法案は「人命保護法」と名付けられ、妊娠何週目であっても中絶を禁止する。性犯罪や近親相姦などによる望まない妊娠をした場合でも中絶は認められず、中絶手術をした医師は10年以上、最大で99年の禁固刑が科せられる。

AFP通信によると、母体の生命に危険がある場合や、胎児が致死的な状態にある場合のみ中絶が認められるという。

ワシントンポスト紙などの米メディアは、この州法案を「全米で最も厳しい中絶禁止法」と称している。

14日、アラバマ州上院はこの法案を賛成25、反対6で可決。ガーディアン紙によると、賛成した25人は全員共和党の白人男性だった。

These 25 men, who will never be pregnant, just legislated more rights to rapists than to women, girls & victims of rape/incest.

This is some backwards, archaic, intentionally repressive crap.

Now’s not the time to be complacent.

DO NOT ACCEPT THIS!#AbortionRights#Alabamapic.twitter.com/PoeAVVGNfB

— Nahanni Fontaine (@NahanniFontaine) May 15, 2019

中絶禁止法が次々と成立 強い反発も

トランプ大統領は中絶への反対姿勢を示しており、ミシシッピ州やジョージア州など、キリスト教保守派の影響が強い南部で次々と中絶禁止法が成立している。

性犯罪の被害者でも中絶が認められない厳しい州法には批判の声が高まっており、人権団体が「女性や医師を危険にさらしている」などと抗議している

『バイオハザード』シリーズなどで知られる俳優のミラ・ジョヴォヴィッチさんは、自身のInstagramで中絶体験を告白。「中絶は悪夢です。どんな女性でも経験したくない。でも、それが必要とされる時に、安全な中絶手術を受けられる権利を確保しなくてはいけない」と訴えた。

 




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元TBSアナ、今は広島・原爆被害の伝承を目指す研究者に。久保田智子さんがオーラル・ヒストリーを学ぶ理由

かつては女性アナウンサー。今は原爆被害の伝承を目指す研究者──。そんな異色の経歴を持つ人がいる。久保田智子さん。TBSのアナウンサーとして数々の番組を担当し、ニューヨークに取材記者として派遣されるなどの活躍をしてきたが、今は広島の原爆被害などを伝える活動をするため、オーラル・ヒストリーの手法を東京大学大学院で研究している。

オーラル・ヒストリーとは、人々が語ったことを記録し、歴史の検証に生かす手法。久保田さんはなぜ、人生の「転換」を決心したのか。本人に聞いた。

元TBSアナウンサーの久保田智子さん

事実よりも大切な、1人ひとりのストーリーを残したい

──「オーラルヒストリー」と出会ったきっかけは?

夫の転勤でニューヨークに行くことになって、会社を退職するというタイミングでした。

走り続けてきた仕事から解放されたし、せっかくアメリカに行くのだから私も何かしたいと考えた時、自分が広島出身であることを生かして、被爆者たちの声を世界に広めるお手伝いが出来たらいいなと思ったんです。

それで色々と情報を調べているうちに、今の研究と出会ったんです。 

Facebookの広告に出てきて、「やってみたい事、これだ!」って。現代のアルゴリズムって凄いなぁと感じましたね…(笑)

それをきっかけに、2017年9月から米・コロンビア大学の大学院でオーラルヒストリーを学ぶことになりました。

──インタビュー自体は局アナ時代にも数多く経験してきたと思います。インタビューとオーラルヒストリーにおける違いは、なんでしょうか?

当初は、これまで仕事でインタビューをしてきたし、ある程度インタビューの基礎がある中でそれを深めていけるだろうと思っていたんです。

ところが、実際はとんでもなく…学んでみると方法論が全く違いました。

局アナ時代のインタビューは、客観的な視点に立った上で、かつ時間という制約がある中で、常に事実を探すという姿勢でした。

一方でオーラルヒストリーは、むしろ逆に時間をたっぷり掛けて、話し手のペースに寄り添って聞くことに重点が置かれています。事実の追求よりも”意味付け”の方を重要視するんです。そして私にとっては、こちらの方がしっくり来たんです。

例えば、1945年8月6日に広島に原爆が投下されたということは日本人なら誰もが知る事実ですが、オーラルヒストリーは、そのことが1人の個人にはどんな意味をもったのかを考えるということ。

被爆経験者の方で今もご存命の方は、被爆した当日よりも、今に至るその後の人生の方が大変な苦労をされています。

ただ、現代の平和学習って、その部分がすっぽりと抜け落ちてしまっているように思うんですよね。原爆が投下された当日のことを伝承することだけで終わってしまっている。新たな時代を迎えた中で、平和学習の形骸化は特に問題だなと感じます。

じっくりと話を聞いて記録するからこそ、一つの事実から立体的に歴史が見えてくる。

今、広島市が養成している被爆体験伝承者になるため、研修を重ねている最中ですが、そんな自分も話を聞くたびに「知った気になっていたんだなぁ…」と改めて思います。

──文献ではなく、口述の記録を残すことへの価値はどこに感じますか?

単に事実だけを並べられても、やはりそこに感情が伴ってないものって頭に入ってこない。歴史の文脈をきちんと残すことに価値を感じるし、それには感情が乗った”活きた会話”が大切だと思います。

原爆投下の経験の伝承に限らず、例えば平成の30年間でも、東日本大震災をはじめ、甚大な被害をもたらした自然災害が本当に多くありました。ですけど、だいたい”震災”とかそういう風に大きな枠に括られてしまうじゃないですか。

そうではなくて、一人ひとりのストーリーとして、その人にどんな意味があったのかということを掘り下げることを大切にする。文献を遡ったり、事実を追求する報道とはアプローチが違うんですよね。 

TBS退社後、久保田さんは米・コロンビア大学の大学院でオーラルヒストリーを学び、修士課程を修了した

オーラルヒストリーは深刻な世界の「分断」の解消に繋がる

──研究を進めてみて、見えてきた事はなんでしょうか?

世界の「分断」が深刻だ、ということは感じましたね。

──なぜ、そう感じたんですか?

特に社会の分断が深刻なアメリカの状況を見ていると、例えばトランプサポーターの人たちは、相手側の話を聞かない。一方リベラルの人たちも、「トランプ」という冠が付くことに対しては、とにかく聞く耳を持たない。2016年の大統領選の頃からそうですが、互いが話し合う状況がすごく難しくなっています。

その理由は、互いに対して何らかのバイアス(先入観)を持ってしまうからなんですよね。まだ何も話を聞いていないのに、何らかのバイアスを掛けてしまっているという状況。

ただ、このバイアスを無くす事に、オーラルヒストリーは貢献できるのではと感じます。

──具体的にどういうことでしょうか?

人の話を聞く時、「どうせこの人はこういう人なんだろう」という先入観を持ったり、既に分かったつもりになったり諦めた上で聞いてしまうことが多いと思うんです。

例えば、「被災者だからきっと大変なんだろう」「被爆者の人はこうなんだろう」とか。

オーラルヒストリーのアプローチは、「分かってないかもしれない」という前提の下で、相手の視座に立って話を聞いてその証言を残すことなので、1つ1つそのプロセスを積み重ねていけば、少しずつでも分断された溝が埋まっていって、解消に繋がるのではないかと思います。

──実際に、オーラルヒストリーの実践は進んでいるのでしょうか?

日本ではまだまだ発展途上ですが、アメリカではマイノリティの人たちのボトムアップのためにオーラルヒストリーが活用されています。

例えば、黒人差別の撤廃や女性の地位向上、LGBTQなどといった議論でも社会的なインパクトを持たせるための手段の1つとなっています。

大切なのは、その人たちを一つの枠に当てはめずに、声をあげる一人ひとりのストーリーを先入観なく聞くこと。そうじゃなきゃ変われないですから。それが、本来の意味での「寄り添う」ということなんじゃないかと思います。

米・コロンビア大学大学院でのオーラルヒストリー研究発表会後=2018年4月18日撮影

”歴史の継承”において、AIにはまだ限界がある

オーラルヒストリーは何度も何度も当事者の元へ足を運び、証言を記録する。将来アーカイブに残すために録音するインタビューは、時に1回につき3時間から5時間を超えるという。手法としてはかなりアナログな作業だが、近年では技術革新が進み、人工知能によるインタビューの実施例も出てきた。

しかし歴史の伝承においては、AIにはまだ人間に取って代われない、と久保田さんは話す。

──なぜ、そう思われますか?

やっぱりインタビューって、人と人とのやりとりなんですよね。その場の雰囲気でどう自分が返すか、当事者が何と言うかとか…。例えば、場所や空間一つ取っても、引き出される話や証言は変わりますから。

その「空気感」を含めたやりとりは、これからの時代でも、人と人とのやりとり以外に取って代わるものはないと思います。

──実際、AIによる伝承やインタビューも実践されたりしています。これについては、どう見ていますか?

南カリフォルニア大学を拠点とする研究機関が、博物館での展示を目的として、ホロコースト・サバイバー(第二次世界大戦時、ナチス・ドイツがユダヤ人に対して行った大量殺戮の生存者)の方々の姿をホログラムで投影して、録音された証言を聞くことができるという試みをやっています。

それで私も実際に過去の人々と対話をしてみたんですが、ホログラムとの1時間のオーラルヒストリーのインタビューでは、証言を聞いていても向こう側は私の反応を見ることが出来ません。一問一答みたいな淡白なやりとりになってしまって、非常に機械的でした。

結局、人間と人間の間に成り立つような対話のダイナミズムというか、残していくべき文脈が読み取りにくいんですよね。あくまで今の時点ですが、そこにAIの限界を感じました。

──今後は、どうなっていくと思いますか?

最近、人間がやってきたことがどんどんAIに取って代わられると言われていますけど、使い方次第だと思います。人間にしかできないものと、AIに任せた方が良いものの2つに分かれていく気がします。

単に情報を伝えるだけだったらAIでもいいかもしれないですが、インタビューみたいなものは、今後も人間が担っていくべきだと思います。

ただ、オーラルヒストリーを通じて集めた証言をどう世界に広めていくか、という点についてはテクノロジーを積極的に活用すべきなのかなと思いますね。

最終的にはより身近で”カジュアル”な伝承手法を築きたい

──オーラルヒストリーを応用して今後実現したいことは何ですか?

今はまだ被爆体験の伝承や過去の戦争の話などに限られた形ですが、これから実現したいのは「家族」など小さな単位を対象とした伝承です。

「インタビューをしてみたい」という家族にインタビューに臨んでもらい、録音したものは後日差し上げるという取り組みを考えています。

──大きく・広くではなく、小さく・狭い範囲ですね。その意図は?

実際にインタビューをしてみると、身近な存在なのに自分の家族や身内のことを案外知らない方が多いと感じたんです。

例えば祖父や祖母が孫に過去の経験を声で残せたら、それも伝承の一つの形となって、もしかしたら家族にとって宝物になり得るし、音として記録に残すことで、「聞きたかったのに、聞けなかった」という後悔もなくなる。

社会的にも大きな意味があって、音源をアーカイブ化することが出来れば後世に資料として残るので、時代が進んでもそれを元に誰かが研究できる。

だからこそ、今後は戦争体験などを伝承するという目的の範疇を超えて、よりカジュアルな形で家族や友人の間で簡単にインタビューを残すという手法を確立したいんです。

元号が「令和」に変わっても、私はむしろ「時間に区切りがない」ということを意識していきたい。

伝承のために社会にとって自分が出来ることを探して、それをこれからも進めていこうと思っています。

2019年4月からは東京大学大学院の博士課程で研究を続ける元TBSアナウンサーの久保田智子さん

(聞き手・執筆:小笠原 遥)

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